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劣後債とは

2018.11.19 WTパートナーズお役立ち豆知識

劣後債とは

・・・の前に社債とは

社債とは企業が発行する債券のことです。所謂 借金です。満期日をもって額面を100%にして返済します。その間は利息として決められた利子(クーポン)を支払います。

その企業が破綻しない限り満期日には額面全額が戻ってきます。

 

企業が資金を調達する際の手段として主にふたつあります。

ひとつは銀行から融資を受けること、そしてもうひとつが社債を発行して市場から直接お金を集めることです。

 

 

・・・ということで劣後債とは

劣後債とは企業が破産または解散したときに元利金の弁済順位が普通社債に比べ後回しになるという債券です。このようなリスクを背負っている代わりに利率が普通債権よりも少し高めに設定されているという魅力があります。

劣後債の発行体は金融機関が多いです。金融機関は資本計算をする際に劣後債を資本金として組み込んで計算できるというメリットがあるからです。もちろん新株を発行すれば資本は増えますが、その場合は株式が希薄化してしまいROE(株主資本利益率)も下がってしまいます。劣後債を発行すれば、このようなデメリットをさけて資本比率をひきあげることができるからです。

しかし、残存期間が5年を切ると組み入れられる比率が低減してくるため、劣後債を償還して借り換えなどを行うことが多いため、償還までに5年を切ると繰上げ償還をされる可能性が高いと言われています。

 

弁済順位は

普通社債>劣後債>株式 となっています。

 

外貨建て劣後債

劣後債には外貨建てのものが多くあります。

たとえば 米ドル、豪ドルなどです。

一般的には通貨や発行体または発行場所のいずれかが海外である場合を外貨建て債券といいます。

購入時、利払い時、売却時、償還時、円貨決済型の債券を除けば受取通貨を選んでいただくことができます。

 

たとえば米ドル建てで

発行100%、利率5%、償還100%、為替100円、償還10年

ということであれば

10年間毎年5%の利率を受け取りながら投資した金額の額面が100%で戻ってきます。

しかし外貨建て債券は常に為替の動きによって資産価値が変動するので注意が必要です。

外貨建て債券を購入して償還時に円高になってしまい、結局は為替で損をしてしまった、なんてことが起こる可能性がありますので購入後も為替チェックは必要です。

逆ももちろんあります。購入時よりも円安になれば為替差益を狙うことも可能です。