【税理士】+【IFA】で行う、これからの資産運用コンサルティング

夫が妻の保険料を負担すると税金が高い?? 

2018.11.20 相続コラム

夫が妻の保険料を負担すると税金が高い?? 

 

生命保険は、誰に欠けた保険なのか、誰が保険料を負担したのか、誰が保険金を受け取るのか、この3人の関係でかかる税金が変わります。ここで気を付けたいのが、契約者=保険料を負担している人とは限らないということ。

奥様の生命保険料をご主人が負担しているというケースを時々みかけます。このケースには二つのパターンがあります。①保険料はご主人が負担しているが、契約者は奥様というパターン、②契約者も保険料負担者もともにご主人にというパターン。

実は、これどちらも税金の取り扱いは同じです。保険の税金を考えるときは、保険契約者が誰かとではなく、保険料を負担したのは誰かが問題になるのです。

こんなカナシイ保険に加入している方いますか?

仮に、ご主人が保険料負担をしていて、奥様が亡くなった時に、ご主人が保険を受取る場合、受け取った保険金には所得税がかかります。これは、税金負担が比較的軽いのであまり問題はないでしょう。しかし受取人がお子様の場合は贈与税の対象となって高い贈与税がかかってきます。奥様は、ご主人より長生きするおつもりの方が多いですから、生命保険金の受取人をご主人ではなくお子さんにしている方も多いと思います。でも、万が一ご主人よりも先に奥様が亡くなって、保険をお子様が受け取った場合の贈与税はびっくりするほど高額です。

仮に1000万円の保険金を受取れば、231万円、3000万円の保険金を受取れば、1195万円の贈与税を払うことになるのです・・・。

もし、こんなカナシイ保険に加入している方がいらっしゃったら是非見直しを検討してほしいと思います。

うっかり夫が妻の保険料を負担しているという方。要注意です。

 個人年金の場合にも注意が必要です。これまたご主人が保険料を負担して、年金の受取人が奥様という方も多いのではないでしょうか。

たとえば、毎年100万円を受取る契約の年金の場合、一年に受け取る金額が贈与税の非課税の枠内ですから、無税で年金を受け取ることができる、と勘違いされている方がいるようですが、これは違います。年金保険を贈与で受け取る場合は、一番最初に年金を受け取るときに、その後受取るだろう年金の合計額に対してい贈与税がかかるのです。

かりに10年確定年金(年額100万円)の年金受給権が1000万円なら年金受取開始の年に、231万円の贈与税がかかるというわけです・・・。奥様が自分で保険料を負担していれば、支払保険料と受取年金の差額にしか所得税がかからないことを考えるとすごい負担です。

うっかり夫が妻の保険料を負担しているという方。要注意です。